タロットは当たるのか?

占いの種類は3つあります。
「卜占」「命占」「相占」です。
タロットは「卜占術」にあたります。
易と同様ですね。ルーンもそうです。

私はタロットを付き合って20年以上になります。
よく相談者からは「当たりますね」「なぜ、わかるんですか?」という質問を受けることもままあります。

さて、タロットって当たるんでしょうか?
占いはそもそも「当たるも八卦・・」と申します。
タロットは実は、「当たる」「当たらない」は問題ではないんです。
要は相談者が幸せになること。

占い依存症になっている方も多いようで、毎月数十万円も費やす方もいらっしゃると聞きました。

そもそも占いはなんのためにやるんでしょうか?
私なりに考えてみました。
一つは、未来を知りたいからです。未来はわからない・・だから不安なので、占いに頼ってしまいます。
でも占いで未来がわかれば苦労はしませんし、未来が分かってしまえば面白くもなんともありません。

もう一つは選択です。Aにしようか、Bにしようか・・と迷い、占ってもらうわけです。
この場合は、コインの裏表に似ていますよね。
ある意味、こちらの動機のほうが納得はいきます。
どうしても決められない時ってありますからね。

最後の一つは、背中を押してほしい場合です。自分の心の中では「・・・しよう!」と決めているんです。でも一歩が踏み出せない。だから、占うことで自分の行動を正当化したいわけです。

さてタロットについてです。
タロットはシンクロニシティを使う卜占術と言えます。
つまり、潜在意識にダイレクトに働きかけて、相談者の取るべき道を指し示すわけです。

潜在意識は、自分でコントロールできませんし、その考え方もわからないので、その知恵を導く上でタロットは相当に有効だと思います。

またタロットの思想は、ユダヤ教神秘主義・・すなわち「カバラ」の思想が入っています。
カバラ」といってもわからないかもしれませんが、人間が産まれてから、神の近くに至る(日本では浄土に至る)道を説いているんです。

あくまでも、未来を決定するのは本人次第。
本人の意思と行動が、未来を決めるのです。
それを誤って、占いに依存しすぎてはいけません。


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