「女教皇」はお堅い現実主義者。

「2」番の数字が付けらている「女教皇」は動きのないカードです。またここで初めて女性が現れました。愚者や魔術師は男性でしたが、女教皇は女性です。でも、ちょっとお堅い、取っ付きにくい女性が描かれています。

正面を向いた人物は、当事者1人に関与する部分が大きい事を示しています。横向きや斜めに向いている場合は、周囲との関わりを示します。女教皇はまっすぐ正面を向いて座っていますから、自分の意思を純粋に貫こうとする気質を物語っています。

正位置での意味

1.深い考え、教養、思想、学問。
2.女性そのものを示す場合もあり、その場合は若い女性。女子高生・女子大生・遊びなれていない初な女性・処女・文学少女・未婚の女性・妹、時として母も示します。
3.鋭い直感力。しっかりした考え。論的な考え。俗っぽさに流されない。
4.精神力の強さ。軽率に行動をしない。

逆位置の意味
1.視野の無さ。無知・無学。変わり者。通俗的。物質主義者。快楽主義者。
2.精神的にもろく、人に左右される。宗教に左右される、または宗教法人に利用される。情緒不安定。親の言うままになる。幼児性。
3.女性として読む場合は、ハイミス、愛らしさに欠ける女性、異性との縁が薄い女性、孤立しやすい女性。結婚の場合は、相手の学歴にこだわる。高校中退・大学中退。
4.中途半端な状態。プライドが高い。
5.精神的・肉体的な愛

このカードは女教皇が、左右の柱の中央に座しています。一方は理性や精神を、一方は肉体や感情を表しています。また大抵のカードではまっすぐ正面を向いて座っており、書物を持って描かれます。正面を向いているのは、まじめさ・論理的な性格を表し、書物が学問などの知的な意味を表しています。

逆位置はまさに論理的・理知的の反対の意味で、軽率・中途半端となり、女性としてとらえる場合は年齢で見るとわかりやすいです。正位置は若い女性、逆位置はオールドミスと覚えてください。
このように見てみると、「女教皇」のカードは、女性原理と対立する原理の均衡状態を表しているようです。また動きが無い事から「受動的」なカードと言えるでしょう。

意識するもの(洞察・観察)と、意識しないもの(直観・無意識)を活用し、 冷静で思慮分別があり、プライドも高い女性性も示しています。
当たるタロットで彼の気持ちを知りたい方はこちら


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