タロットの歴史その1

当たる!占える!タロット講座。シンボルを読む解くイメージリーディング
タロットカードは78枚から構成されます。
大アルカナカードの22枚と小アルカナカードの56枚で合計78枚です。
そのうち、小アルカナカードは「ワンド」「ソード」「カップ」「ペンタクル」の4つの属性に分かれます。

「ワンド」は火の属性、「ソード」は風、「カップ」は水、「ペンタクル」は土の属性を表し、それぞれが御馴染のトランプに受け継がれています。
すなわち、「ワンド」がクラブ、「ソード」がスペード、「カップ」はハート、そして「ペンタクル」がダイヤです。
また小アルカナカードは1から10までの数札と「ペイジ」「ナイト」「クイーン」「キング」という人物カード・・コートカード(宮廷カード)から構成されています。
22枚の大アルカナのうち、「0番」のFool(愚者)が、ジョーカーになったと言われています。
タロットカードの起源
はっきり言えば確かなことは未だ解明されていません。
西洋の遊戯用カードはインドにあるという説があります。その絵柄には、4本の腕を持つヒンドゥー今日の神アルダナリ・・シヴァ神の半身と彼の配偶者デヴィの半身を結びつけた両性具有者が錫杖と剣と指輪を持った姿で描かれております。そして猿神ハヌマンにこれらと同様なエンブレムを持つ姿を見ることができます。

このエンブレムは「棍棒」「剣」「コイン」「聖杯」の4つであり、極めて似ているといえます。
ただインドの遊戯用カードは大抵は円形なので、西洋のカードとはほとんど似ていません。

逆に西洋の遊戯用カードが最初に現れたのは16世紀のことで、ヨーロッパの旅人によってもたらせられたと言われています。
イタリアの著述家コボェルツオは1480年に、カードは北アフリカからもたらされたと書いています。彼は「カードゲームが1379年にサラセン人の国からヴィテルボにもたらされた。それはサラセン人の国ではナイブと呼ばれていた。」と言っています。

また一説では、アラブ人が遊戯用カードを流布したとも言われています。
アラブ人がアフリカとアジアに進出した後、7世紀に地中海横断を最初に試みたようで、彼らは、710年ごろにスペインへ、731年ごろまでにはフランスのアルル地方にまで進出し、832年にシチリアを征服、842年にイタリア本土に踏み行り、その後教皇や反目し合う大公たちによって傭兵として雇われました。

1379年にはそれぞれ、ウルバヌス六世、クレメンス七世というライバル同士の教皇たちの傭兵に加わります。コヴェルツオ曰く、サラセン人たちはカード・ゲームのことをナイブと呼んだそうです。またスペインではこのカード・ゲームのことをnaipaesと呼んでおり、アラブ人はスペイン南部を1492年まで占領していました。

一般的に広く伝わる説としては、デッキ(カードの束のこと)は、エジプト、またはインドから来た預言者のジプシーたちによって流布されたとも言われています。
ただ、ジプシーが西洋各地に現れたのは15世紀の半ばですから、これはイタリアから北フランスまでのすべての国でカードが知れ渡ってから100年の歳月が流れたからのことになります。
ジプシーはカードを借用し、諸外国に流布させた貢献はあったものの、発明したわけではありません。
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